玄関ドアを開け閉めする際に「キーキー」という不快な音が鳴っていませんか？ 長期間放置していると音がさらに大きくなったり、ドアの動きが悪くなって故障の原因となる恐れがあるため、なるべく早めに対処したいですよね。
最終更新日: 2025年06月18日
本記事では、玄関ドアのキーキー音が発生した場合に自分で解消する方法を詳しく解説しています。業者に依頼すべきケースや費用相場についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【10秒で診断】玄関ドアがキーキー鳴る原因の診断ツール
玄関ドアのキーキー音症状診断ツール
診断結果
原因：蝶番のグリス切れ
ドアの開け閉めが重く感じる症状は、蝶番の潤滑油（グリス）が乾いてしまい、金属同士がこすれて摩擦が大きくなっていることが原因です。グリス切れは蝶番の異音で最もよく見られる原因です。
推奨される対処法
市販のシリコンスプレーやグリススプレーを蝶番に吹きかけてください。作業時は油が垂れてドアや床を汚さないよう、下に布などを当てて行いましょう。スプレー後は数回ドアを開け閉めして、油をなじませることが大切です。
定期的な注油により、蝶番の寿命を延ばし異音を予防できます。
診断結果
原因：蝶番のネジのゆるみ
毎日のドア開閉による振動が積み重なると、蝶番を固定しているネジが少しずつ緩んできます。ネジが緩むとドアががたつき、ドア枠や床にこすれてキーキーという音が発生します。
推奨される対処法
サイズの合ったプラスドライバーを使って、蝶番のネジを締め直してください。ネジのサイズに合わないドライバーを使うとネジ穴を潰してしまう恐れがあるため注意が必要です。ゆっくりと力を入れて、確実に締め直しましょう。
定期的にネジの締まり具合をチェックすることで、がたつきを防げます。
診断結果
原因：蝶番の摩耗・グリス切れ
蝶番周辺の黒っぽい粉は、金属がこすれて削れた粉です。これは潤滑油が不足し、金属同士が直接こすれ合っている証拠で、放置すると蝶番の摩耗が進行してしまいます。
推奨される対処法
まず蝶番周辺の汚れを清拭してから、シリコンスプレーやグリススプレーで潤滑油を補給してください。ホコリや汚れを呼び寄せにくいシリコンスプレーがおすすめです。潤滑油を差した後は、数回ドアを開け閉めして油をなじませましょう。
摩耗が進む前の早期対処で、蝶番の交換を避けることができます。
診断結果
原因：ドアクローザーのグリス切れ・ゆるみ
ドアクローザーのアーム部分から発生する異音は、連結部分の潤滑油不足や、ナット・ネジのゆるみが原因です。屋外に面しているため、雨風や砂ぼこりの影響を受けやすい部品です。
推奨される対処法
ドアを開けた状態で、アームの連結部分にグリススプレーを吹きかけてください。その後、本体の固定ネジやアーム連結部のナットにゆるみがないか確認し、必要に応じて締め直しましょう。高所作業になるため、脚立使用時は足元に十分注意してください。
ただし、本体側面の速度調整弁は触らないよう注意が必要です。
診断結果
原因：蝶番・ドアクローザーの劣化
サビや変形が見られる場合、部品の劣化が進行しています。蝶番のゆがみやドアクローザーのアーム劣化は、一度発生すると元に戻すことができません。安全上の問題もあるため、早急な対処が必要です。
推奨される対処法
清掃や注油を試しても改善しない場合は、部品の交換が必要です。蝶番やドアクローザーの交換はDIYでも可能ですが、ドアを取り外すなど作業が複雑です。設置から15年以上経過している場合はドア全体の交換も視野に入るため、専門業者に相談することをおすすめします。
プロに依頼すれば、適切な部品選びから交換作業まで一貫して任せることができます。
診断結果
原因：ドアクローザーのオイル漏れ
ドアクローザーからの油漏れは、内部のシールやパッキンの劣化が原因です。オイル漏れは修理できないため、ドアクローザー本体の交換が必要になります。放置すると動作不良を起こし危険です。
推奨される対処法
オイル漏れを起こしている場合は部品の寿命です。速やかにドアクローザー本体を交換する必要があります。オイル漏れは修理不可能な症状のため、応急処置よりも根本的な解決を優先してください。交換作業に自信がなければ、専門業者への依頼が安全です。
オイル漏れは突然ドアが勢いよく閉まる原因にもなるため、早急な対処が必要です。
診断結果
原因：湿気による一時的なグリス切れ
雨の日や湿気の多い日だけ音が鳴る場合、湿気によって潤滑油の効果が一時的に低下している可能性があります。また、湿度の変化でドア枠が微細に膨張・収縮し、わずかなこすれが発生していることも考えられます。
推奨される対処法
蝶番とドアクローザーの両方に潤滑油を差してください。特に湿気の影響を受けやすい部分を重点的にメンテナンスしましょう。撥水性のあるシリコンスプレーを使用すると、湿気の影響を軽減できます。
定期的なメンテナンスで、天候に左右されない快適な開閉を実現できます。
診断結果
軽微な異音または予防メンテナンス推奨
現時点では深刻な問題は見られませんが、軽微な異音や初期症状がある可能性があります。定期的なメンテナンスで、将来的な不具合を防ぐことができます。
- 月1回程度、蝶番とドアクローザーの動作確認を行う
- 3ヶ月に1回、潤滑油（シリコンスプレー）を補給する
- 年1回、ネジ・ナットのゆるみをチェックする
- サビや汚れを発見したら早めに清拭・メンテナンスする
- 異常を感じたら無理せず専門業者に相談する
これらの予防対策により、玄関ドアの長寿命化と快適な使用感を維持できます。
玄関ドアがキーキー鳴る原因と対処方法
玄関ドアから聞こえるキーキーという不快な音を、そのままにしていませんか。この異音は、主にドアを支える「蝶番」か、ドアをゆっくり閉めるための「ドアクローザー」の不具合が原因です。
- 蝶番の不具合：潤滑油の不足や部品のゆるみ、変形が主な原因です。
- ドアクローザーの不具合：蝶番と同じような問題のほか、経年による劣化も考えられます。
それぞれの原因と、ご家庭でできる対処法を詳しく解説します。
蝶番の不具合
蝶番の不具合には、グリス切れのような軽微なものから、部品の交換が必要なゆがみまで、様々な状態があります。
蝶番のグリス切れ
蝶番の滑りを良くする潤滑油（グリス）が乾くと、開閉のたびに金属がこすれてキーキーと音が出ます。蝶番から生じる異音の多くは、このグリス切れが原因です。
グリスが切れているサインには、次のようなものがあります。
- ドアの開け閉めが以前より重く感じる
- 蝶番の周辺から黒っぽい粉が落ちている
- 雨の日や湿気が多い日だけ音が鳴る
潤滑油が不足しているだけなら、市販のスプレーで油を差せば解決できます。 スプレーする際は、ホコリや汚れを呼び寄せにくいシリコンスプレーやグリススプレーを選びましょう。油が垂れてドアや床を汚さないよう、下に布などを当てて作業してください。
蝶番のゆるみ
毎日のドアの開閉で生じる振動は、蝶番を固定しているネジを少しずつ緩ませます。ネジが緩むとドアにがたつきが生じ、ドア枠や床にこすれてキーキーという音が発生します。
ドアのがたつきは、次のような症状で確認できます。
- ドアを閉めたときに、枠との間に不自然な隙間がある
- ドアを開け閉めするときに少し上下に動く
- ドアの下側が床をこすっている跡がある
蝶番のネジのゆるみが原因なら、ドライバーで締め直すだけで改善するケースがほとんどです。 ただし、ネジのサイズに合わないドライバーを使うと、ネジ穴を潰してしまう（なめてしまう）恐れがあります。必ずサイズの合ったプラスドライバーを使い、ゆっくりと力を入れて締め直しましょう。
蝶番のゆがみ
強風でドアがあおられたり、何かがぶつかったりしたときの衝撃で、蝶番自体がゆがむことがあります。また、長年の使用による金属疲労で変形することも珍しくありません。
蝶番のゆがみは、見た目で判断できる場合があります。
- 上下の蝶番が一直線に並んでいない
- 蝶番の板が「くの字」に曲がっている
- ドアとドア枠の隙間が、上下で極端に違う
一度ゆがんだ蝶番は元に戻せないため、新しいものに交換する必要があります。 蝶番の交換はDIYも可能ですが、ドアを一度取り外す必要があるなど作業が複雑です。設置から15年以上経っている場合はドア自体の交換も視野に入るため、専門業者に相談するのが確実です。
ドアクローザーの不具合
このドアクローザーに起きる潤滑油の不足や部品のゆるみ、劣化なども、キーキー音の原因になります。
ドアクローザーのグリス切れ
ドアクローザーには、アームと呼ばれる腕のような部品の連結部分があります。この部分の潤滑油（グリス）が切れると、蝶番と同様に金属がこすれてキーキーという音が出ます。
アーム部分のグリス切れは、ドアを開けた状態で確認できます。
- アームの連結部分が乾いて見える
- 連結部分にサビや汚れが付着している
- ドアの動きに合わせて、アームから音が鳴る
ドアクローザーの異音も、潤滑油を差せば解消される場合があります。 ドアを開けた状態で、アームの連結部分にグリススプレーなどを吹きかけましょう。作業後は数回ドアを開け閉めして、油をなじませてください。ドアクローザーは高い位置にあるため、脚立などを使う際は足元に十分注意しましょう。
ドアクローザーのゆるみ
ドアクローザー本体をドアや枠に固定しているネジや、アームの連結部分のナットが緩むことも異音の原因になります。日々の開閉による振動で、少しずつ緩んでしまうのです。
ドアクローザーのゆるみは、次の箇所で発生しやすくなっています。
- 本体を固定している4カ所のネジ
- アームとブラケット（枠側の部品）を繋ぐナット
- メインアームとリンクアームを繋ぐナット
目視でネジやナットのゆるみを確認できたら、ドライバーやレンチで締め直しましょう。 ただし、本体の側面にある速度調整弁は、むやみに触らないようにしてください。調整がずれるとドアが閉まる速度が極端に変わってしまい危険です。
ドアクローザーのアーム劣化
屋外に面した玄関ドアのドアクローザーは、雨風や砂ぼこりに常にさらされています。そのため、アーム部分がサビたり、内部にゴミが入って動きが悪くなったりして劣化しやすい部品です。
アームの劣化は、次のような状態で判断できます。
- アームの表面に赤いサビが発生している
- 油を差しても、ぎこちない動きや異音が改善しない
- ドアクローザー本体から油が漏れている（オイル漏れ）
清掃や注油で改善しない場合やオイル漏れがある場合は部品の寿命なので、ドアクローザー本体を交換する必要があります。 オイル漏れは修理できないため、速やかに交換を手配しましょう。交換作業に自信がなければ、専門の業者に依頼するのが安全です。
自力で直すか業者に依頼するかの判断基準
玄関ドアのキーキー音に対して、どこまでが自分で対処できる範囲で、どこからがプロに頼むべきなのか、その判断基準を解説します。
- 自分で直したほうがいいケース：原因が明らかで、潤滑油を差したりネジを締めたりする簡単な作業で解決する場合。
- 業者に依頼したほうがいいケース：部品の劣化や破損が激しく交換が必要な場合や、作業に少しでも不安を感じる場合。
自分で直したほうがいいケース
原因が軽微なものであれば、ご自身で対処するのが最も手軽で費用もかかりません。ホームセンターで道具や材料を揃えても、数千円以内で済むことがほとんどです。
次のようなケースは、DIYでの対応を検討してみましょう。
- 潤滑油を差すだけで異音が消える
- ドライバーで簡単に締められるネジのゆるみが原因
- 必要な工具がすでに揃っている、または購入に抵抗がない
ただし、少しでも作業に不安を感じたり、試しても改善しなかったりした場合は、無理せず業者に相談するのが賢明です。 無理な作業は、かえって状態を悪化させる可能性もあります。
業者に依頼したほうがいいケース
部品の破損や劣化が進んでいる場合や、原因の特定が難しい場合は、迷わず専門の業者に依頼しましょう。プロは根本的な原因を正確に突き止め、確実に修理してくれます。
特に、次のような状況では業者への依頼を強くおすすめします。
- 蝶番やアームが明らかにサビている、または変形している
- ネジ穴が潰れていて、ドライバーで回せない
- ドアクローザーから油が漏れている
- ドア全体が傾いていて、スムーズに開閉できない
プロに依頼すると、適切な部品選びから交換作業まで一貫して任せられるため、長期的にも安全で安心です。 修理の費用はかかりますが、日々のストレスから解放される点は大きなメリットです。
料金：8,000円
玄関が、木の1枚ドアなのですが、大変重く年数も経っているせいか、きしみ音がひどくなり、ドアを開けるのが近所迷惑な程でした。さすがにドアが壊れる前に修理しなければ…と検索していたところ、こちらですぐに対応していただき、次の日に来てくださいました。
大変な作業になりましたが色々と駆使していただき、すっかり快適なドアの開閉になり大満足です。
また何かあったらお願いしたいと思います! ありがとうございました♪
大変な作業になりましたが色々と駆使していただき、すっかり快適なドアの開閉になり大満足です。
また何かあったらお願いしたいと思います! ありがとうございました♪
料金：19,000円
ドアクローザーの修理をお願いしました。異音がし、ストッパーも効かなくなっていたので交換しかないかと思っていましたが、すぐに修繕して頂き交換は不要でした。ついでに、開け閉め時に軋みのあったリビングの扉や窓等みて頂きました。普段気になっているけど自分では直せず、かと言って小さい不具合で何処に依頼して良いかわからず放っておいた気になる箇所を全て見て頂き、本当に助かりました。全てスムーズに動く様になり快適です。知らない業者さんにネットでの依頼という事で不安でしたが、礼儀正しいとても良い方で丁寧な対応をして頂き安心でした。また何かあったらお願いしたいと思います。ありがとうございました。
料金：16,500円
玄関ドアクローザーの修理を依頼しました。古い家だし部品交換は致し方ないと思っておりましたが、調整だけでまだ交換は必要ないとおっしゃって元通りにしていただきました。急なお願いにも快く応対していただいてとても良い業者さんでした。
玄関ドアの修理費用をシミュレーション
▼
玄関ドアキーキー音修理サービス
料金目安
1,500
円
1,500
円
最低価格
500円
500円
最高価格
3,000円
3,000円
※ 表示価格は一般的な目安です。実際の料金は症状や業者により異なります。
※ 部品の劣化状況や追加作業により、料金が変動する場合があります。
※ 複数業者の相見積もりを取ることをおすすめします。
玄関ドアの不具合を業者に依頼するならミツモアで料金を比較
玄関のドアは1日に何度も開け閉めするため、音が鳴るようになると気になる人もいるでしょう。開け閉めするときにドアがキーキーと鳴る原因は、蝶番やドアクローザーにあることがほとんどです。
原因によっては自力で対処できる可能性もありますが、難しい作業はプロに依頼するのがおすすめです。部品の修理・交換が必要なら、信頼できる業者に依頼しましょう。
優良な業者を探すなら、ミツモアを利用するのがおすすめです。ミツモアでは簡単な質問に答えるだけで、最大5件の見積もりを無料で一括取得できます。内容を比較して希望する条件にぴったり合う業者を手軽に見つけられますよ。
